せっかくサウナに入るなら知識の面からもサウナ詳しくなりよりサウナを楽しもうということで、僕なりにサウナについて調べた知識をまとめていこうということで、今回からいくつか記事にしていこうと思います。
なにより僕自身のためのまとめのような記事になればということで、雑多に集めた豆知識のライブラリのような記事になればと思っています。
今回のテーマ「サウナのメリット・デメリット」
ということで今回はテーマは「サウナのメリット・デメリット」についてです。
サウナを楽しむうえで、よく話題に挙がるのがサウナと健康についてのメリット・デメリットの話です。
「サウナは体にいいよ」という意見もあれば、「サウナなんて最悪だよ」という意見もありますよね。サウナに限らずいろんな物事には賛否の立場から意見が出ると思いますが、個人的な考えを言えば、別にこれはどちらかが正しいというわけではなく、良い側面、悪い側面の両方があるというだけ思います。
僕はサウナが好きですしできるだけサウナを楽しみたいので、サウナの良い側面だけを見てしまいがちですが、実際に悪い…というか危険な側面があるのも事実だと思うので、メリットとデメリットの両方を知り、今後のサウナライフに役立てていこうと思うのです。
サウナのメリット
ということでまずはサウナのメリットについて、調べてみました。
サウナに入るメリットとしてよく挙げられるのは以下のことです。
・血流がよくなる
・汗をかく
・自律神経が整う
どれもなんとなく言われる機会は多いんですが、具体的にどういった理由からそういわれているのかよく知らなかったので、自分なりにもう少し深堀してみました。
これらのメリットをつなぐ鍵となるのが、「体温が上昇する。」ということでした。
血流がよくなる
まず体温が上昇すると体温を一定に保つため血液を多くそうと体が反応し、体温体表面付近の血管が拡張し、血液が皮膚周辺に集まります。
温められた血液は血流にのり、中心部に移動していきます。これにより身体は中心部よりより温められ、体温が保持されます。
このように体を温めることで、血の巡りを良くしようという働きが生まれ、全身を巡る血流が良くなります。
血流が良くなると、全身にいきわたる酸素や栄養素の量が増加したり、老廃物の回収が促されたり、筋緊張が低下されます。
サウナの血流促進効果は安静時の2倍近くまでになるともいわれており、こうした働きがいわゆる疲労回復やストレス解消に繋がっているのです。
汗をかく
また体温が上昇することで、発汗による体温調整をしようとする働きがおきます。
汗はいわゆる「打ち水」のような効果があり皮膚上で蒸発することで、その気化熱によって体温を下げる働きがあるのです。
汗には老廃物を分泌する働きもあるため、しっかりと汗をかくことで体から老廃物を取り除く動きが活発になるのもメリットのひとつです。
自律神経が整う
自律神経系とは血圧や呼吸数など体内の特定の機能を調整している神経系で、興奮時に働く交感神経と休息時に働く副交感神経がバランスよく働くことで成り立っています。
サウナで体を温めるとじわじわと体温が上がる初期は副交感神経が優位に、体温が上がったり水風呂で冷却されるときは交感神経が優位になり、外気浴などでリラックスしてるときは再び副交感神経が優位になります。
このようにセッションで交感神経と副交感神経を鍛えることでバランスを取りやすくし、自律神経を整えられることもサウナのメリットの一つです。
サウナのデメリット
次にサウナのデメリットについて調べてみました。
主に注意すべきは以下の2つかな思います。
・脱水のリスク
・ヒートショックのリスク
脱水のリスク
よくサウナのリスクとして取り上げられる「血液がドロドロになる」「血管がボロボロになる」といった症状。たしかにこれは非常に怖いことです。
こうした症状はなぜ起こるのか調べてみると、大きな理由として脱水症状に起因するという可能性があるようです。
先ほど紹介した「汗をかく」というメリットですが、当然汗をかくと体から水分が失われます。
人間の血液は半分以上が「血漿」と呼ばれる液体からできており、その91%が水分でできています。そのため、体から水分が失われて起きる「脱水症状」の際は、血液中の水分が減り血がドロドロになってしまうというわけです。
サウナの際も水分補給を怠ると、血がドロドロになってしまいます。
さらにドロドロになった血は血管を傷つけるリスクがあり、傷つけられた血管はボロボロになっていってしまうのです。
こうしたリスクを防ぐ手立てとして有効なのはやはり水分補給でしょう。
サウナは1セットあたり300~400mlの水分が失われると言われており、大体3セット楽しむと1~1.2lほどの水分が失われることになります。
人間が一度に吸収できる水分は15~30分で200mlと言われているので、サウナの前後には合わせて5,6回に分けた水分補給が必要になるというわけです。
また、汗とともにナトリウムなども排出され減ってしまうと、水分だけとっても体内に水分が維持されないため、適度な塩分なども必要だと言われています。
こうしたデメリットは適切な水分補給を行なうことで予防できると考えられるので、意識しておきたいところです。
ヒートショックのリスク
もうひとつのリスクが急激な寒暖差がもたらすヒートショックのリスクです。
強烈な寒冷刺激により交感神経が強く刺激され、血圧が上昇すると心臓に強い負担がかかる。
血管が急激に収縮することで、血圧は50mmHg以上急上昇すると脳卒中や心筋梗塞だけでなく、極端に脈が遅くなる「徐脈」が発生したり、致命的な不整脈が発生することもあるそうです。
こうしたヒートショックのリスクは健康を顧みない過度はサウナ浴や水風呂へのこだわりに起因すると考えられます。
これらを予防するために考えられるのが、まだ体が慣れていない1セット目前に軽い入浴を行ない体温をある程度高めたり、水風呂前にかけ水や冷シャワーで徐々に体を冷やすといったウォーミングアップです。
サウナは我慢比べでも、修行でもなく、あくまで自分を気持ちよくするための娯楽なので、無茶はせず、正しく楽しく楽しみたいですね。
おわりに
今回はサウナのメリット・デメリットについて自分なりにまとめてきました。
調べてみた感想ですが、メリット・デメリットともに間違いなくあるもので、正しく理解することでサウナとの付き合いもより良いものになっていくと思いました。
どちらかの面に傾倒することなく、正しく理解し、今後もサウナを楽しんで聞きたいと思います。
あくまで初回ということで簡単なまとめとなりましたが、物事の良し悪しを知ることでより深く楽しめるようになるので、今後も自分のためにより知識を深めていきたいと思います。
それではまた次回の記事で。