カプセルホテル・サウナ

【サウナ遠征】リニューアルしたての「サウナ&カプセル アムザ」に行ってみた。

週中の祝日、ちょこっと大阪出張が入ったので大阪なんばの「サウナ&カプセル アムザ」に行ってみた。

行ってみたといっても、「サウナ&カプセル アムザ」は「大東洋」や「ニュージャパン」と並んで大阪旅行や大阪出張のときには必ず選択肢の挙がる、もはや定番のサウナである。
もちろん僕も、これがアムザデビューというわけではない。
今回の仕事場は梅田だったのでそのどちらかでもよかったのだが、なにせ「アムザ」は2月に改装を終えたばかり、ここはぜひとも足を運んでおきたいということで「アムザ」に決定したという次第だ。

「サウナ&カプセル アムザ」の基本情報

営業時間:12時~翌10時
     ※カプセルルームは15時から

サウナ・スパ料金
・レギュラーコース(最大22時間)
 【平日】2,500円
 【土日祝】2,900円
 ※深夜料金(23時以降)800円
・1時間コース 1,600円
・早朝コース 2,000円

宿泊料金
・スタンダードカプセル 3,200円~
・快眠カプセル 3,400円~
・デラックスコースカプセル 4,000円~
※延長料金(1時間) 300円

TEL:06-6633-1000

住所:大阪府大阪市中央区千日前2丁目9-17

アクセス
・JR「難波駅」から徒歩10分
・南海電鉄「難波駅」から徒歩6分
・地下鉄・近鉄・南海・阪神「なんば駅」「日本橋駅」から徒歩3分

駐車場:あり(宿泊の場合1,800円)

ちょっとした計算外

さてHPの予約ページからWeb予約をしていると、あることに気付いた。

引用元:サウナ&カプセル アムザ

「プールと外気浴エリア(あと露天風呂)、使えないじゃん…」

アムザと言えばちょいぬるいプールと阪神高速道路を眺めながらの外気浴だろうが…!
完全に気を抜いていた。たしかに営業再開後の「アムザ」にはいち早くいきたいが、外気浴場が使えないとなると話は別だ。出張とはいえ大阪は仕事でもプライベートでもしょっちゅう来る。どうする?ここは一度「大東洋」あたりに舵を切り替えて「アムザ」はリニューアルが完全に終わってからにするべきか?いやでもリニューアル直後の「アムザ」は今しかない。なによりまた来れるから外気浴だけは次回のお楽しみにしたっていい。

長い葛藤の末、僕が導き出した答えは「朝食付きのデラックスコースカプセル(5,930円)」だった。外気浴がないなら、せめても満足感は高いものにしたい。どうせ会社持ちだ。ここはガツンと豪華に行こう。JAL国際線のファーストクラスにも採用されているというマットレスパッド「エアウィーヴ」のお手並みを拝見といこうじゃないか。(小市民なので会社のお金でウィスキングを受ける勇気はなかった。)

そんなこんな悩み抜いた末、今回のサ泊は「サウナ&カプセル アムザ」に決まったのだった。

探訪当日

3月19日(火)、夜22時30分。
ぼくは「サウナ&カプセル アムザ」に到着した。

千日前通りに一等高くそびえたつ、存在感のある出で立ちだ。

それにしても出張の夜は、どうにも関係会社の人との飲み会があっていけない。
残念ながら、その日最後のアウフグースには間に合うことは叶わなかった。

「いけないいけない、せっかくのアムザを楽しまないと」
やや肩を落としつつも、気分を切り替えてフロントに向かう。

さすがリニューアル直後、エントランスもとてもクリーンだ。
サウナの営業再開は3月18日(月)からなので、相当早いタイミングで足を運ぶことができた。

フロント脇には「サ道」の著者タナカカツキさんの巨大ポスター。
入浴前からテンションが上がってくる。

そしてここが今回の根城になるDXカプセル。
室内はかなり広い。僕はカプセルベッドの狭い空間も大好きだけど、これだけ広ければカプセルベッドが苦手という人も十分にリラックスできるのではないだろうか?

そして、「エアウィーヴ」のマットレスだが程度な反発感で寝心地は上々だった。
上々過ぎて危うくサウナ前に寝落ちするところだった。危ない。

そしてサウナへ

いよいよリニューアルしたてのサウナへ足を運ぶ。

アムザのサウナは「IKIサウナ」「瞑想フィンランドサウナ」「グエルスチームサウナ」の3つだ。

IKIサウナ

瞑想フィンランドサウナ

グエルスチームサウナ


引用元:サウナ&カプセル アムザ


個人的な推しはやはり「瞑想フィンランドサウナ」。
ポイントは室温が80℃ほどと熱すぎないこととセルフロウリュがあること、「IKIサウナ」に比べやや空いておりテレビもないのでサウナに集中できることだ。瞑想の名は伊達ではない。

今回は時間も限られていることもあり事前にセットのプランも考えていた。

まずは1セット目。ここはジャブの「IKIサウナ」だ。
アムザの「IKIサウナ」はフロントがガラス張りになっていてかなり開放感がある。
もともと明るいサウナ室だがリニューアルしたてということもありことさら居心地は良かった。

1セット目は浴槽で軽く体を温め、熱めのサウナでコンディションをその日の作る。
これが僕のサウナルーティーンだ。
滞在時間は7~9分が目安。無理をしちゃあいけない…これはあくまでウォーミングアップ、本命は2・3セット目だ。

汗がぶわっと吹き出してきたので9分ほどで、早々と退室。
水風呂で軽く体を冷やす。本当ならここはプールに入りたいところだったが、致し方ない。
リベンジが待たれるところである。

その後、室内で小休憩。
ここで改めて浴室に目を移すと、室内の休憩スペースもかなりキレイになっている。
印象的だったのは、壁付けシャワーがあったこと。休憩椅子を清潔に使える。これは嬉しい。

そして2セット目。ここからは「瞑想フィンランドサウナ」だ。
サウナ室に入ると利用客は一人もいない。図らずも独占して使うことができた。

ラドルで一杯水を掬い上げ、サウナストーンに回しかけていく。
水が蒸発し飛ぶ音が心地いい。セルフロウリュの醍醐味は、やはりこの音を楽しんでいるときだろう。
一回のセルフロウリュで掛けられるのは三杯まで。入念に水を打っていく。
そうするとサウナ室内は蒸気で満たされ体感気温はぐっと上がる。

座るのは一段目だ。
天井からじっとりと落ちてくる熱を感じながら目を瞑る。
そうして10分、しっかりと蒸されたのち、サウナ室をあとにする。

水風呂で再びざっと体を冷やし、再び休憩椅子へ。
よく熱が通ったのだろう。脈拍を大きく感じ、やけに音が大きく聞こえる。
気が付けばそのまま30分ほど寝てしまっていた。

そんなわけで3セット目は湯冷めしないよう軽くサウナで体を温めることにした。
最終セットはもちろん「瞑想フィンランドサウナ」だ。
とはいえ、それなりに疲れが出ているので、最終セットは7分ほどで退室。
軽く体を冷やし、浴室をあとにした。

「食堂・男はつらい」で軽く一杯

入浴後は5Fのレストラン「食堂・男はつらい」でアクリを楽しんだ。

それにしたって「食堂・男はつらい」。
おじさんの娯楽としてのサウナの矜持を思い出させてくれるいい店名だ。
本当にこういうキャッチに弱い。

そうしてアクリをゴクッと飲み干し、明日の仕事に憂鬱になりながらノソノソとカプセルに戻っていくのだった。

おわりに

そんなわけで、リニューアルされたばかりの「サウナ&カプセル アムザ」に行ってみた。
室内は大きくアップデートされたわけではないものの、節々がきれいに改装されており、清潔感が高くなっていた。
もちろん、アムザらしさは失われていないので、その点は安心してほしい。

次回探訪の際は、ぜひ新しくなった外気浴場を楽しみたいところだ。